コロナ禍の影響で少しだけ疎遠になっていた「飲み会」。
収束ムードが見え始めた最近では、ちらほらと話題に上がる頻度が増えた気がします。
飲み会なんて古臭い習慣はなくなればいい。
飲み会が苦手な人には「せっかく影を薄めていたのに…」とガッカリする事態かもしれませんね。
でも、飲み会って「参加して良かった」と思えることもありますよ。
そこで今回は「システムエンジニアの飲み会事情」をテーマに、個人的に体験したことを紹介します。
この記事でわかること
- システムエンジニアの飲み会頻度・目的
- 飲み会に参加して「良かったこと」「嫌だったこと」
- 個人的に使っていた飲み会の断り方3選
システムエンジニアも飲み会がある
システムエンジニア時代に務めていた会社では、毎年数回の飲み会を実施していました。
毎年恒例の定例イベントもあれば、特別なタイミングで実施する飲み会も。
システム開発の業界は「インドア派」が多いイメージでしたが、僕自身が務めていた会社は飲み会の頻度が高かったです。
定例イベント
- 忘年会
- 新入社員歓迎会
- 決起大会(新年)
- レクリエーション
忘年会や新入社員歓迎会といった毎年恒例のイベントは、飲み会として開催することがほとんどです。
また、レクリエーション(スポーツ大会や社内研修)の打ち上げで実施する飲み会もありました。
不定期イベント
- 送別会
- 取引先との懇親会
- 先輩や上司の誘い
退職する社員の送別会や取引先との懇親会など、不定期で実施する飲み会もあります。
あとは、先輩や上司からの誘いくらいかな。
前者は中堅社員、後者は若手社員が声をかけられる頻度が高いかも。
開催頻度|月1以上のペースだった時期も
勤めていた会社では、定期的に開催するイベントが4種類ありました。
- 忘年会
- 新年会
- 新入社員歓迎会
- 社内研修の打ち上げ
そのため、最低でも年に4回は飲み会を実施していました。
ほとんどが「12~4月」に集中してたけどね。
それに加えて、役職が上がるにつれて、取引先との不定期な飲み会も増えました。
システムエンジニア特有の理由で、飲み会の頻度が月1回以上のペースだった時期もあります。
- 役職が上がると取引先との関係を築くための飲み会が増える
- 社員の入れ替わりが激しい会社は「送別会・懇親会」が増える
- 偉い人と仲良くなると誘われる頻度が増える(偉い人ほど飲み会したがる)
【疑問】飲み会には参加すべきか
世の中には「飲み会なんてなくなれ!」と思う人もいます。
しかし、どうしても飲み会を実施したい人たちにより、その願いが叶うことは残念ながら期待できません。
そこで、苦肉の策として「参加しない(断る)」といった手段に踏み切るのですが…
なんか断るのって気まずさを感じるんだよね。
相手に気をつかったり、断る理由に迷ったり、結局しかたなく参加することもあるかと思います。
その飲み会、本当に参加する必要があったのでしょうか?
目的やメリットがなければ参加する必要なし
- 相談したいことがある
- 仲良くなりたい人がいる
- 夕食代が浮く
飲み会に参加するかどうかは、目的やメリットがあるかどうかで判断しましょう。
とくに飲み会に苦手意識がある人は、無理に参加する必要はありません。
- 雰囲気が苦手
- お酒が飲めない
- 参加する余裕がない(時間、お金、体力…)
飲み会を楽しめるは、基本的に「飲み会が好きな人」です。
お酒が飲めない人は、酔っぱらいとテンションが合わせられません。
「あれ?飲まないの?」って毎回言われて、
苦笑いしてる人もけっこういました。
シラフな人ほど、酔っぱらいの接待や看病を頼まれがちです。
「こいつと飲みたくないな」と感じるときは、素直に断ったほうが後悔しませんよ。
(ただし)全社行事であれば参加したほうがいい
忘年会や新入社員歓迎会など、全社行事を兼ねた飲み会は参加しておくべきです。
こんなことを言うと「社畜かよ」と思われるかもしれませんが、組織の一員としてかかわるべき行事もあります。
- 忘年会
- 新年会(決起大会)
- 新入社員歓迎会
やむを得ない理由がない限り、社内行事の不参加を繰り返すことは悪い印象を与えるきっかけとなりかねません。
でも、ガヤガヤした雰囲気が苦手なんだよね…
飲み会と聞くと「盛り上がらなきゃいけない」と考えがちですが、そんなことはありません。
相談したい先輩や上司、仲のいい同僚と「普段はできない話」をすることだけに集中してみましょう。
個人的に使っていた飲み会の断り方3選
ここからは飲み会に「どうしても参加したくないとき」に使っていた断り方を紹介します。
個人的な感想として、飲み会を断るのって「めっちゃめんどくさい」です。
- 角が立たない
- ウソがバレない
- 何度も使える
とにかく平穏に断ることを考え抜いた結果、以下の3つの方法にたどり着きました。
- 習い事(オンライン講座)
- 体調不良(医者のすすめ)
- 苦手であることを素直に伝える
習い事(オンライン講座)
習い事(オンライン講座)は、誘いを断る理由に活用できます。
ポイントは「オンライン講座」とすることです。
- 22時からWeb配信の講座がある
- 提出課題を完成させないといけない
「月額制のオンラインスクールを受講している」と説明しておけば、毎月同じ理由で誘いを断れます。
最近は自宅で受講できるオンライン講座が増えているので、理由さえ伝えられれば、あとはまっすぐ帰宅するだけです。
体調不良(医者のすすめ)
体調不良も断る理由の定番です。
注意すべきポイントは、急に体調不良を訴えるのではなく
「以前から早く寝るように医者からすすめられている」
と伝えることです。
目の疲れがひどくて医者に行ったら寝不足を指摘された。
そのため医者からは、できるだけ「23時には寝るように」と言われている。
誘われたタイミングで急に伝えると、疑われてしまうこともあります。
飲み会がありそうな雰囲気を察したら、さりげなく「最近早く寝てるんですよね~」とジャブを打つと効果的です。
苦手であることを素直に伝える
何度も断ることにストレスを感じる場合は、素直な気持ちを伝えましょう。
「どうしても飲み会が苦手なので…雰囲気を悪くしたら申し訳ないので…」
「雰囲気を悪くしたら申し訳ない」と気遣う姿勢を見せることが大切です。
あいまいな回答で誤魔化すより、素直に伝えたほうが悪い印象を与えませんよ。
【メリット】飲み会に参加して良かったこと
飲み会に参加することには、さまざまなメリットもあります。
僕自身は、飲み会には好んで参加するタイプでした。
ただ「楽しむだけ」ではなく、参加して良かったと感じられたことを3つ紹介します。
先輩や上司と打ち解けられた
個人的に先輩や上司と仲良くなったきっかけは、飲み会でした。
飲み会の場では、業務中には話さないようなこと(趣味や関心など)も気軽に話せます。
飲み会でのコミュニケーションは、苦手意識があると難しく感じるかもしれません。
しかし、普段の業務的なコミュニケーションのほうが、実際は何倍も難しいはずです。
コミュニケーションの負担が減った
飲み会で少しでも打ち解けられると(内面を知ると)、普段の会話のしやすさが変わります。
業務中はどうしても仕事にかかわる話が多いため、相手の内面を知らずに円滑なコミュニケーションをするのは困難です。
少しでも上司や先輩と仲良くなっておけば、気軽に相談できる関係性を構築できます。
取引先との人脈が広がった
飲み会の場は、取引先と交流する機会としても役に立ちました。
個人的にかかわってきた印象ではありますが、どの企業も偉い人(ベテラン)ほど「飲み会好き」が多い傾向にあります。
プロジェクトのキックオフでは、
決起大会という名の飲み会を開催しがち。
飲み会で取引先の役員と仲良くなった結果、案件の継続発注につながったこともあります。
良くも悪くも「飲み会」が仕事をつなげているような状況もめずらしくありませんでした。
【デメリット】飲み会に参加して嫌だったこと
基本的には飲み会が好きな僕自身ですが、たまに「参加しなきゃよかった…」と感じることもあります。
先に結論を伝えると、以下のような飲み会への参加は避けることをおすすめします。
- 苦手(嫌い)な人が参加する
- 所属部署の定期的な集まり
- 飲み好きが集まる会
苦手(嫌い)な人が参加すると気まずい
- 信頼できない
- 尊敬できない
- シンプルに嫌い
仕事でかかわる人には、さまざまな理由で「仲良くできない」と感じることもあります。
そのような人と無理にコミュニケーションをとるのは、正直ストレスが溜まりました。
あと「やっぱり嫌いだな」と再認識しました。
部署の飲み会は楽しめないことも多い
僕が所属していた会社では「交流を深めるための飲み会」を定期開催する部署もありました。
しかし、仕事でかかわる人の集まりでは、以下のような出来事がよくありました。
- 気がつけば説教が始まる
- ヒートアップしてケンカが始まる
- 愚痴という名の悪口大会
交流を深める目的で集まっても、なんだかんだ「仕事の話」がメインテーマです。
説教やケンカが始まると「来なきゃよかったな…」って思います。
飲み好きが集まると学生ノリの後始末が大変
飲み会では「自制できない人」が一番面倒くさいです。
とくに羽目をはずす人ほど、周囲に迷惑をかけていることに気づいていません。
- 新入社員に飲ませて、飽きたら放置するやつ
- 飲めないくせに無理して、いつも看病されるやつ
- 気が大きくなって、上司や社長を批判するやつ
いつも面倒事の後始末をさせられていたので、毎回ストレスが溜まっていました。
当の本人は何も覚えていないし、本当にたちが悪かったです。
飲み会の参加は「話したい人」がいるときだけでOK!
今回のまとめ
- 目的やメリットがなければ断っていい
- ただし社内行事は参加すべき
- 習い事(オンライン講座)を理由にする
- 体調不良(医者のすすめ)を理由にする
- 苦手であることを素直に伝える
- 先輩や上司と打ち解けられる
- 普段のコミュニケーションの負担が減る
- 取引先との人脈が広がる
飲み会の参加は「話したい人」がいるときだけでOK!
システムエンジニアの仕事でかかわる飲み会は、学生のように盛り上がって楽しむ必要はありません。
相談したい先輩や上司、仲のいい同僚と「普段はできない話」ができることにメリットがあります。
飲み会に参加したくないときは、素直に断ってしまいましょう。
そのときは、この記事で紹介した「飲み会の断り方」を参考にしてみてください。
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